K18YG大型カメオ「最後の晩餐」ブローチ


イタリアのdeluca（ディルーカ社）のトップマエストロ作家の作品


世界中から賞賛を受けている作品
1495-1498年
レオナルド・ダ・ヴィンチが制作した

「最後の晩餐」

ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラッツイエ修道院の食堂の壁に描かれている。
（縦420cm×横910cm実物はかなり横長の作品）


イエス様の最後の日の前日

12使途（弟子）と晩餐中に

イエス「この中に裏切り者が現れる。」


（(;ﾟДﾟ)(ﾟДﾟ;(ﾟДﾟ;)ﾅ､ﾅﾝﾀﾞｯﾃｰ!

ざわ。。。ざわざわ。。。ざわざわ。。。。）


と予言した名シーンを描いた作品。

衝撃の言葉を聞いて弟子たちが
慌ててている。


裏切者のユダはどの人物か？


◆ヒント１

イエスは言葉を続けた。

「それは、私と同時にパンを鉢に
浸した者だ。」


・・・・むむ、、ということは、
イエス様の近くに座っていないと
鉢に手が届かない。。。。


ヒント２

イエス様を売り渡した際にもらった
銀貨（30枚）の袋を手に持っている



※正解は左から５番目のユダ。
（体の位置でみてください）

◆左からメンバー紹介（体の位置で）
バルト、小ヤコブ、アンデレ、ユダ、ペトロ、ユダ、ヨハネ、
イエス様
トマス（指）、大ヤコブ、フィリポ、タダイ、シモン


◆気になる裏切った理由
新約聖書の４つの福音書（マタイの福音書、ヨハネの福音書、ルカの福音書、マルコの福音書）に
様々な理由が記されているが全てに共通しているのはお金目的ではない。



さて、このカメオのブローチ、ダイナミックな中にも

繊細な表現が施され
立体的に盛り上がった真ん中のテーブル部分からなだらかに
外へ向けて坂になっており
一点透視図法（遠近法）を用いたレオナルドの表現を
貝の形を最大限に引き出し表現している。

この空間（お部屋）構図をこのカメオの中に表現したその技術に
息を呑むほどの感動を覚えた。


実際の絵もフィリポ（右から４人目）の視線をたどると、イエス様の目を通り
ユダの方に向けられている所もしっかりと再現されている構図には
驚いた。

是非、ルーペを手に取ってじっくりとじっくりと
この世界観に入り込んで浸って欲しい。




◆イエス様は左半分は手の平を下にしている
右半分は手の平を上にしている。

一説には手の平を上にしている（右）には裏切者はいないよ。

手の平を下にしている（左）に裏切者がいるよ。

と言われていたり
12使途が12星座も表現しており
一番右のシモン（牡羊座）、タダイ（おうし座）、マタイ（ふたご座）～
と前半６人は春と夏を。
後半６人は秋と冬を表現しているともいわれている。

◆パンの位置

これも音符を表現しているともいわれている。


このカメオはイエス様のお足元までも表現されている所にも
感動致しました。

そして、この枠のデザイン、造りの良さにも注目したい。

カメオは絵画、作品ですので
その額縁はもちろん素晴らしいほど感動を覚えるのですが

この額縁は、透かし模様と艶消し、ツヤ有、パヴェセッティング
ドレーブの効いた表現など
様々技法を駆使し、丁寧に仕立てられた職人魂、息吹を感じる。

カメオの作品と額縁職人の二人の技術が相まってこその素晴らしい作品。

大切にして下さる方にお譲り致します。

インスタに動画あり
#rinaladie
リナレディー

K18　0.19
縦×横　約57.6×約70.4mm

手の平のはしからはしまでの大きなサイズ

チェーンを通す部分あり