【ダイヤモンド同士が支え合う、静謐なる構築美】


― プレッシャーセッティングによる芸術的結晶 ―

「呼吸が止まる」

寸分の狂いも許されない世界

爪を使わず石同士が支え合う高度な技法

それは、「支え合い、響き合う」

石たちの姿を通じて、

人間の在り方すらも表現する精神的な構築物。

遮るもののない光の道筋は

歴史と哲学をその奥に秘めています。


陽の光の下での溢れ出るファイア

目の痛くなるような輝き。

爪のない構造が、ダイヤモンドの屈折率を最大限に引き出し、どの角度から見ても妨げのない光の祝祭を指先にもたらす。

時を越えた技巧と、精神性の結晶を。


インスタに動画あり
#リナレディー
#rinaladie


〇刻印　750　1.02
〇サイズ　11.5号
〇縦幅　約9.4mm
〇厚み　約2.5mm

高さが低く、引っ掛かりもない為
お指との一体感があり使いやすい逸品。


金属を見せずに宝石そのものだけで構成された「光の建築物」を夢見た職人たちの挑戦。



かつてのヨーロッパ王侯貴族が、ただ美しさのみにとどまらず、
技術と構造に宿る叡智を重んじたように——このリングもまた、
ジュエリー史の中で特異な位置を占める「プレッシャーセッティング」
という技法によって命を与えられました。


爪を一切使わず、ダイヤモンドをダイヤモンドで支えるという構造上の奇跡。
一般的なセッティングとは一線を画し、中央の一石を起点に、
周囲を囲む複数のダイヤモンドを、八方向からわずかずつ、
寸分の狂いなく対称に組み上げてゆくという、まさにミクロ単位の世界。



この構造は、ジュエリーの常識を覆すものです。

硬度の高い宝石、特にダイヤモンドやコランダム（サファイア・ルビー）
といった鉱物にしか許されない、極めて高精度な技術。

ほんのわずかなズレでも、石同士が割れるリスクをはらみ、
職人の手先と精神には「呼吸すら憚られる緊張感」が走ります。

一瞬の狂いがすべてを崩壊させる中、石のひとつひとつが、
他の石に支えられながら浮かぶように安定する——

それは単なるセッティングではなく、構造力学と芸術の融合です。